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なぜ、だんじりをやっているのか?

なぜ、だんじりをやっているのか?

この街に生まれ、育って今年で50年。

振り返れば私の人生には、いつも「だんじり」祭りがありました。

子供の頃は、いつも「だんじり」の綱を引き、
中学生の頃は、太鼓をたたき、
高校生の頃は、「だんじり」が終わると寂しくって、
涙がでたこともありました。

だんじり」青年団長、檜友会(OB会)会長をし、
現在、保存会会長という大役を引き受けて5年になります。

だんじり」の保存会会長を引き受けた理由は、
2点あります。

1点は、約束を守ることです。

だんじり」祭りの時期になると
私の携帯電話に連絡してくる
だんじり」が大好きな先輩との約束です。
その人との約束は、いつも同じです。
“みんなが楽しい祭りにしような!”でした。

その人は、もういません。(亡くなって11年になります)
もう会うことは出来ません。
でも、私はその約束を忘れていません。
だから、みんなと楽しい「だんじり」をします。

2点目は、「だんじり」を通じて子供達、若者達に
成功体験を経験してもらいたい。

挨拶すること、礼を尽くすこと、夢を見ることを大切さを伝え、
みんな笑顔で「だんじり」って素晴らしいことを共感したい。

2トン近い「だんじり」は、どんだけ力持ちでも、
ひとりでは2日間曳行出来ません。
いろんな人の協力、助けがないと「だんじり」は出来ません。

これは、今子供達、若者達が一番学ぶことです。

私達が育った頃の環境とは、大きく変わっています。
安易に手に入る幸せがあります。
スマホもケータイもあります、食べるものにも困ることはありません。
でもこの地球上に八億三千万人以上の飢餓で苦しむ人々がいます。
そして、飢餓が原因で4秒に一人の子供が死んでいます。

でも、今の日本の子供達、若者達は、
夢をなくしています。
将来こんな人生を過ごしたい、こんな人になりたいと言える
子供達、若者達は、ほんの一握りです。

だんじり」を通じて、子供達、若者達に、
人とのかかわりの大切さを伝えたいと思います。

そして、地域の方にも「だんじり」を通じて
子供達、若者達と触れ合って頂きたいと思っています。
そう、自分の子供や孫のように。

きっと新しい「だんじり」祭りの形があると思います。

岸和田のようなテレビ放映されるような華やかさもないですが、
きっとそこには、日本で一番楽しいお祭りがあると思います。

“みんなが楽しい祭りにしような!”
だんじり」が大好きだった男との約束を私は守ります。

さぁ、祭りの2日目頑張ります。
ではステキな一日を。